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1997-10-13
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5KB
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159 lines
編集長ケ・イ・ハ・ク
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ゲーム特集について。確かに、多くのゲームを掲載することはできた。が、全
体として見たとき、リキの入った同人ソフトと比べてどうか、とか普段の月刊に
掲載しているゲームと比してどうか、という点ではいささか不安もないではない。
月刊で精力的に投稿している人の作品は、やはりカッチリと遊べるものを作っ
てきている、という事実はひとつあるが。
また、4ヶ月という中でこれだけ集まった、投稿があったと言うこと自体、激
電を発行した成果があったと言えるだろうし、X68k ユーザーの中に、また読者
の中にゲームをつくるという活動がそれなりの規模で行われていることを良く表
している。すでに出来上がった人の作品もあれば、これからの人の作品も載せる、
これが激電のスタンスである。
一部の作品ではまだまだ煮詰めが足りない部分がないでもない。Valzerにして
も、やっているうちに結構遊べるようになってくるが、最初のあの敵弾の速さは
慣れた作者やテストする人にとっては簡単だろうが、ちょっと速すぎる。また、
実は当たり判定が、見えているキャラクタの外枠の四角で取ってあったりする。
ベーオウルフのように、基本的なゲームは作れるのだが、ジャンプがいわゆるデ
コジャンプだったり、普段のイカPのキャラクタと比較してみると見劣りしたり、
単に切って先に進むところからひねった面白さの追求がないとか、ちょっとソン
しているな、という点もあったりする。また、いくらMark44さんの曲でライセン
スフリーとはいえ、その点を何もドキュメントに書かないというのは、感心しな
い。
全体としては色々と遊べる特集として楽しんで貰えるだろう。ゲームもソース
が付いているものがほとんどであるし、ただ遊ぶだけでなく、ソースを見て改造
するもよし、自分のプログラムの参考にするもよしと、ぜひ活用してもらいたい。
また、ファミベのよっしんさんのXSPシステムは、ぜひよく読んで使ってほ
しいと思う。スプライトを良く理解することにもなるし、またゲームづくりに向
かう際、自分のスプライトの使い方も変わってくるだろう。
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音楽の方は、今回JASRACものは、敢えてなしにした。投稿がきていないという
事ではないのだが、予算的に、JASRACにお金を払う代わりに、音源導入を優先し
よう、という事にしたためである。これで、今後の準備はOKなので、SC88pro
でも、MU100でも、かかってきなさい! ということだ。
さて、ちょっと話は変わるが、まーきゅりーのOPNの音はどうだっただろう。
通常の使用でもFMが20音使えたら、もっと面白い音づくりができるのではないか
? と私は考えている。ぜひ、ここでひとつ、冬の環境整備に満開版まーきゅり
ーを1台よろしくお願いしたいところ。確かに高い事は高いのだが、これで音楽
者の人達にも遊べる機材が増えたと思うのだが、いかがだろうか。
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ボリューム。ムービー関係を除いた「激電1」が8~90Mバイトくらい。今
回は、ムービー込みでそのくらいである。「すご」から1年分の蓄積の上に発行
した「激電1」と、4ヶ月に1度は必ず締切がやってくる2号以降では、やはり
単純な容量でいったら右肩上がりに増えていくはずはない。が、どうだろう?
みなさんの感想待ちの部分もあるけれど、この4ヶ月、色々な「X68kユーザー」
が、「X68kで色々な事をやってきた」成果が集まってできた、というのが実感で
きると思う。怪しげな改造や、デジカメをいかに自前で解析して使うか? PS
のメモリを読み書きするハードやソフト。新しく買った音源を使って入力した曲、
これまで作ってきたゲーム、画廊。最後のギリギリまで道具箱の中身が増えるこ
と、増えること。まーきゅりー関係のツールも最新のものが上がってきている。
等々、アクティブなユーザーの息遣いを感じとってもらいたい。明日は君の番だ。
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唐突になるが、激電以外にも、CD-ROMを出して行きたい。総集編しかり、
イカプロCD(レイカとデータとゲームね)しかり。だが、さしあたっては、別
冊の総集編と、電脳音楽クラシック(ポップス)を近いうちにやりたいと考えて
いる。ただ、これも読者のご意見次第ってところがあるので、今回のアンケート
はぜひ積極的にご協力をお願いする次第。
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予告になるが、次号はJASRACものバリバリでアニソン特集なんてやってみたい
と考えているところ。とりあえず、アレとかソレとか、突撃ラブハートとか。放
送は見てなかったが、マクロス7の曲は、かなりアツイ。旧作のマクロスなんか
もいいなあ、羽健さんのマクロスなんかもゴージャスに行きたいところ。後は、
懐メロでいったら、J9シリーズとか、タイムボカンシリーズで、山本正之とか。
打ち込みやってる人いたらぜひ送ってほしい。もちろん、アニソンに関わらず、
ジャンル問わずに載せる予定なんで、拘らないでやりたいのをやってね。
音楽以外では、BSD関係も取り上げたいと思う。
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今回、私自身としては、なんだかんだでやり残した事が多かったが、そういう
人は、次の機会を逃さないように。次は2月末(3月初旬)の発売。春にまた、
このフィールドで会いましょう。
<あいはら てつや>
(EOF)